消化器系の患者が入院の日々を快適に過ごすための持ち物(マスト&ウォント)
2020.4.5(Mon)〜4.9(Fri)の5日間の入院を終えて、日常に戻ってきました。
わざわざ個人情報な入院歴を記載するのは、入院回数が多すぎで自分でわかんなくなっちゃうからです…。
今回で9回目かな、いやあの病気を入れたら10回目か? みたいな。
さて、去年入院したときに「入院の日々を快適に過ごすための10の持ち物」という記事を書いたのですが、今回入院して、「あれは、ちょっと違うな・・・」と1年越しに振り返りました。
はじめて入院する人には突拍子がなさすぎて、よくわかんない内容だったな〜と。
だから今回改めて、入院にマストな持ち物と、ウォントな持ち物の2段階でまとめたいと思います。
それから私は肝内結石での入院なので、消化器系で内科です。
病気によって必要になるものが異なるので、これも一緒に明記しなきゃダメだなとも感じました。
例えば、外科の患者さんなら手術になるから寝たきり時間が長いはずだし、眼科なら耳に関するものが必要になりそうだし、とか。私は消化器系なので、入院すれば絶食になりがち。その分、食べものの注意事項とかが多かったりします。自分の病気の特性によって必要なものも欲しいものも変わっていく、という点はご理解ください。
入院するのにマストな持ち物
限度額適用認定証
これはマストですね。
入院となれば、医療費が心配ランキングで上位にきます。
健康保険を支払っている人であれば、管轄の役所にて申請すると「限度額適用認定証」というのがもらえます。入院時に提出すると、退院して入院費を支払うときに適用され、出費が抑えられます。支払った後に適用する方法もありますが、そうなると一時的には高額な医療費を支払わないとならないので、入院前の申請をお勧めします。保険証と印鑑があれば、即日発行してもらえます。
箱ティッシュ
健康保険の次が、これ?って感じですが(笑)。
病院内のコンビニで買えばいいけど、無駄な出費は少しでも抑えたいですしね。地味に重宝します。
サンダル
履くときに体を折らなくていいように、靴紐を結ぶとか、かかとを直すような手が必要になる靴はやめた方がいいです。
ヒョイパク、くらい気軽に脱ぎ履きできるサンダル がよき。
レッグウォーマーやストール
院内は空調管理されているので、場合によっては寒いこともあります。寝巻きって薄着ですしね。
足首、手首、首を温められるような温いグッズは持っていくべしです。
速乾するようなスポーツタオル
お風呂に入れるようになれば、タオルをを使います。濡れたタオルはベットのそばで毎日干すことになります。お日様の下で干したりできないので、早く乾くようなスポーツタオルだと生乾きの匂いもしないし、おすすめ。
黒の厚めのガラありTシャツ
これは主に女性向けなんですが、私の場合、肝臓なので胸部なんです。そうすると治療中にブラはしたくない。なぜなら、体調が悪くなるからです。苦しくなって、みぞおちが痛くなります。医学的にはそんなことないって言われるかもしれません。お医者さんは男性ばっかなので直接聞いたことないけど。でも実際になってんだから、実体験です。スポブラをするという手もあります。ゆるくても、体調不良の原因は少しでも除きたいので、私はしません。ゆえに、透けない&わからないように、黒の厚めのガラありTシャツが重宝します。
コップ
消化器系だと、絶食が鉄板です。処置後は、水解禁→食べもの解禁の流れになります。水は2Lペットボトル買ったほうが得ですから、ちびちび飲めるコップはあると良いです。
イヤホン
消灯がとにかく早い。22時です。病院や看護師さんによっては、明かりをつけても注意されないけど、今回は結構厳しかったんですよね〜。それでも寝れない時、寝たくない時には、イヤホンで落語を聞いたり、英語を聞いたり、音楽を聞いたり、clubhouseを聞いたり、するのがいいです。
ハンコと黒ボールペンとノート
治療を受ける前に説明を受けてサインをしたり、お医者さんの言ったことをメモしたり、図を書いたり、書いてもらったりするのに、手書きアイテムがあるといいです。ハンコは念のため。書類に印をすることもあることがあるので。
エコバック
PCなど重いものを持って共有スペースに行くときや、コンビニに買い物に行く時、荷物を入れたエコバックを点滴の棒に引っ掛けて歩いていました。
楽チンです。荷物を小分けにしたり、洗濯物をまとめたり、お風呂グッズをまとめたりするのにも役立ちますので、3個くらいあっても全然いいです。
髪ゴム
髪が長い人は、マスト。
入院するのにウォントな持ち物
iPadや本
入院していると、普段考えないようなことを考えたり、思いついたりします。時間がたくさんあるから、というよりは、非日常だから脳が刺激されやすいように感じます。今まで考えてたことが抽象化したり、普遍化したり、逆に具体化したり。価値観のまとめが起きやすい。だから、自分に合うインプットツール(脳刺激ツール)があるといいのではないかと思います。
ハーブティーと水筒
お水が解禁になると、お茶も一緒に解禁になります。コーヒーはダメ、ミルク系もダメ。スポドリはかろうじてOKだったりしますが、結局は飲み物のバリエーションが少ないのです。お気に入りのハーブティーがあると、安らぎますよ。香りで空腹がごまかされたりするし。私はキャラメルルイボスティーがお気に入りです。ドイツで見つけたんですが、キャラメル好きなら好きなはず。日本ではたまに輸入雑貨屋で見つけます。
いい香りのするシャンプーとか
好きな香りのアイテムはあるといいです。でも、香水はNG。匂いがきつすぎて、他の患者さんに迷惑になります。だから自分だけで楽しめる範囲で香るようなシャンプーとか、洗顔料とか、ハンドソープとか、ハンドクリームとか、ボディクリームとかを持っていくといいです、癒されます。
クリアファイル
処置前の説明とか、同意書とか、意外と紙の書類をもらうので、あるといいかなと思います。
はちみつ
水がOKになった時、ポカリもOKになりました。ポカリがOKならば、糖分もちょっとはOKだろうと解釈しての、勝手にはちみつ。ハーブティーにちょっと入れるくらい、いいじゃないですか。(自己判断)。もう何日も食べてなくて気持ちだけ餓死なんですから。
こんなもんかなぁ、思い出したら追加します。
持っていっても使わない物
時間があったらやろうとしていたものなどは、持っていっても結局使いません。体調が万全じゃないので、やりたくないことは、あんまりやろうとしない。それよりは気持ちをあげたり、視野を広げたりするようなアイテムが活躍します。私の場合、今回はパソコン、iPad、本、ノート、一眼レフを持っていった中で、毎日使ったのは一眼レフでした。次に使ったのは本とノート。パソコンやiPadは今回は一切、開かなかったな。
運がよく窓際のベッドだったので、朝焼けや夕焼け、夜景を見るたびにシャッターを切ってました。カメラは趣味です。点滴をしている時も、この病人カットは素材として売れないかな、とか考えたりして三脚立てて撮ったり…。
もちろん他の患者さんは撮ってはダメだし、人前でカメラを持ってウロウロするような行為も避けました。入院中ってあんまり見られたくない姿をしているので、カメラを見るのも嫌だったりするかなって思って。撮っていたのは、カーテンの中の私の部屋だけです。
ただ、私はカメラが結構好きなんだな、と改めて実感しましたね。そういう意味では、自分の好きなものが浮き彫りになる期間でもあるかもしれません。
以上です。
入院ってテンションが落ちるので、自分でこんな風に面白がる工夫をした方がいいんです。そうしないと簡単に、本当にあっとういうまに、「なんで私だけなの」とか「一生こうなのかな」とか「老後は誰も心配してくれない」とか、どこまでもどこまでもどこまでもネガティブな想像が膨らんで行きます。本当に、本当に、どこまでも。
それはしても、誰も幸せにならない。けど、不安は絶対に消えない。
だから、楽しい時間であると肯定するくらいになりたい。
今は、入院はデトックス期間だ!くらいに思って、いいところにフォーカスするようにしています。
もし、オリジナルの入院を楽しくする工夫を持ってる人がいたら、私に教えてください(ぺこり)。
※記事構成などせずに、つらつらと書いてしまいました。読みにくいかな。誰かの役に立つといいんだけどな。