[ Yamabukiの食と旅と体の探究ブログ ]

ハロー。ここは「食と旅、ときどき病気」について語る30s女の小さな部屋です。素敵な食べもの、国内外の旅記、影響力のあった読書、肝臓まわりの体験記がブログのトピックです。うまい例えを言えたときにテンションが上がります。

【実食レビュー】鹿児島から届いたルビー色の『ハイビスカスローゼルすし酢』は、ビタミンCたっぷりで甘酸っぱさがクセになる

f:id:mugmum:20210629234809j:plain


キッチンで働いていると、食材の色を気にします。カラフルな方がおいしそうに見えるから。付け合わせが3種類あっても、みんな同じ色だとのっぺりしてしまうんです。とりわけ「赤」は大事なアクセント色。ちょっとであっても、お皿を華やかにしてくれます。

今回のテーマはハイビスカスローゼルすし酢。鮮やかな赤が印象的な「すし酢」です。

赤い寿司用のお酢で、思い当たるのは「赤酢」。酒粕から作るお酢で、江戸前寿司で使われます。酸味が少なく、コクがある赤酢のお寿司が大好きだけど、その色は茶系で渋め。こんなに赤くはありません。


さて、赤いすし酢、どんな味なんでしょう。


ハイビスカスローゼルすし酢の中身をチェック

商品名の文字量の8割を占める「ハイビスカスローゼル」がまずよくわからない・・・。このすし酢を作っている『Michiさんの台所』のホームページを見ると、

ハイビスカスローゼルは、花やガクが大変華やかで、鑑賞するのにも楽しめますが、ビタミンCを多く含み、美肌効果も期待できます。酸味のクエン酸疲労回復、赤色のポリフェノールは抗酸化作用、動脈硬化予防など、成人病予防効果があると言われています。


とあります。

ハイビスカスローゼル食用の花のことなんですね。

Wikipediaでも見てみると、酸味があって、世界各地でジャムやゼリー、酒、ハーブティーなどいろんな加工で食べられているとあります。なんと、ブラジルでは梅干しの代わりらしい。調べると、ローゼルの塩漬けが「花梅」という名で販売されていました。


夢にまで見た梅干し | これがみんなのanother sky(福田 裕子) | JICA海外協力隊の世界日記



日本の伝統食・梅干しの代打もできるとなると、寿司との相性は良さそうです。


原材料は6種のみ
醸造酢、きび砂糖、紫芋、黒酒、天然塩、ハイビスカスローゼル

着色料や香料が入っていないのがうれしいです。アントシアニンが豊富な紫芋も加えて、6種の源泉素材で作った特製酢。食べる前から期待が高まります。




いざ、実食!

お酢がおうちに届きました。


f:id:mugmum:20210629234743j:plain


細長くて、ドイツワインの瓶を彷彿をさせるフォルム・・・。




ハイビスカスローゼルの赤に、紫芋が重なって、深いルビーのような色です。



まずはそのまま飲んでみました。


f:id:mugmum:20210629234801j:plain


お酢をグラスの1/5ほど入れて、氷と炭酸水を入れて軽くステアします。

いただきます。

シュワ〜、さっぱり!


ほんのり甘くて、後味が花っぽくて、おいしい〜! この後味の表現が難しい。華やかな味がするけどフルーツっぽくはなくて、でもちゃんと「ハイビスカスローゼルの味」はする。酸味の強いハーブって感じかな。すし酢とあるけど、飲む酢としてもおいしい。夏にいいですね。




レシピ「夏野菜と鶏そぼろの押し寿司」

f:id:mugmum:20210629234823j:plain



<材料>
[酢飯]
・玄米 1合
・ハイビスカスローゼルすし酢40cc

[ナスの出汁漬け]
・なす 1本
・水 なすがひたひたになるくらい
かつお節 大さじ1
・だし醤油 大さじ1
・唐辛子 1本

[白身焼き]
・たまごの白身 2個分
・塩 少々

[鶏そぼろ]
・とり胸ひき肉 100g
・ごま油 適量
・酒 小さじ2
・みりん 小さじ2
・たまり醤油 小さじ1
濃口醤油 小さじ1

[飾り]
・ズッキーニのスライス 10枚くらい
・パプリカ スライス10本くらい
・焼きのり 1/2枚
・山椒の葉っぱ 適量



<レシピ>
[前日]
1:前日、ナスをオーブントースターで15分間丸ごと焼きます。焼けたら輪切りにカットして、タッパに入れます。なすがひたひたになるくらいの水を入れて、かつお節と醤油と唐辛子を入れて、一晩おきます。
2:玄米を浸水させておきます。12時間は水の中に入れます。

[当日]
3:玄米を炊きます。
4:鶏そぼろを作ります。フライパンにごま油を適当に引いて、熱して、鶏肉を炒めます。調味料をすべて入れて、水分がなくなるまで炒めます。バットにあけて、冷まします。
5:少し塩を入れて溶いたたまごの白身を薄く焼きます。全卵でもOKです。
6:ズッキーニとパプリカのスライスをします。
7:玄米が炊けたら、ハイビスカスローゼルすし酢を40cc加えて、切るように混ぜます。混ざったら、冷まします。

8:パウンドケーキの型に(押し寿司型がない…)ラップをしきます。霧吹きで型に水をかけてからすると、ラップが型にくっつきやすくなります。
9:ズッキーニやナス、パプリカが表面にくるように、デザインをイメージして並べて、酢飯、具材が交互になるように入れていきます。
10:ぎゅーっと上から押して、できあがり。



できました〜!


f:id:mugmum:20210629234814j:plain


初めての押し寿司が、こんなにかわいくできるなんて、感動・・・。

いただきます。


ケーキのようにカットして、お皿にのせて、フォークで食べます。ちょっと押しが足りなくて、こぼれやすいけど、でもいい!

f:id:mugmum:20210629234829j:plain


うん、おいしい。

鶏そぼろの濃いめの味付けは、たまごの白身や海苔や夏野菜と一緒に食べるとちょうどいい。何より、酢飯がおいしいです。酢加減がマイルドで、具材をまとめています。ほんのりピンクもいい感じ。玄米じゃなくて、白米でやると、もっとピンク色が出るんだろうな。




もっといろんな押し寿司を作りたくなってきました。




珍しい、だけじゃない!

最初に『ハイビスカスローゼルすし酢』を見たときは、名前や色からビジュアル重視のファッション的なお酢だろうな、と思っていました。
でもちゃんと調べてみると、原材料は厳選されているし、余計な添加物も入っていない。赤色の元になっているローゼルは世界各地で昔から重宝されている栄養豊富な植物。見た目だけじゃない素敵なお酢だったことにようやく気がつきました…。




まとめ

ハイビスカスローゼルすし酢、すごく楽しいです。色もキレイだし、味もおいしい。そして、すし酢を作らなくていいので、押し寿司の具材を何にするかとかデザインとか、他のことに集中できるのがありがたい! 寒天やゼラチンでゆるく固めてフルーツサラダのジュレにするとか、米を外側に巻く巻き寿司のカリフォルニロールとか、ピンク色を生かした料理をもっと作ってみたいと構想を練っています。




商品詳細

商品名:ハイビスカスローゼルすし酢
原材料:醸造酢 きび砂糖 紫芋 黒酒 天然塩 ハイビスカスローゼル
内容量:375ml
価格:1,300円(税込)
販売者:Michiさんの台所 鹿児島県曽於市末吉町南之郷4549-3


www.michisannodaidokoro.com