[ Yamabukiの食と旅と体の探究ブログ ]

ハロー。ここは「食と旅、ときどき病気」について語る30s女の小さな部屋です。素敵な食べもの、国内外の旅記、影響力のあった読書、肝臓まわりの体験記がブログのトピックです。うまい例えを言えたときにテンションが上がります。

【実食レビュー】可愛くて使いやすいパウチの甘酒。冷凍で発酵菌が生きたまんまの『Amazake.lab』生こうじあまざけ Plain

この一年は「免疫」の二文字をよく耳にしました。「コロナに負けるな、免疫あげよう」が合言葉のように、至る所で言われています。そのハウツーのひとつが、「発酵食を食べる」でしょう。

実は、「発酵」に注目が集まり出したのは、今から10年ほども前のこと。2011年の塩麹ブームからスタートしたらしい。それから手作り味噌、ギリシャヨーグルト、酵素ジュース、クラフトビールコンブチャ、ぬか漬け、そして甘酒と、発酵食はリレー形式で私たちの食生活を盛り上げて続けています。

今回は、日本古来よりつづく甘酒のおいしさや栄養素はそのままに、使い勝手やデザインをアップデートした『Amazake Lab.』の濃縮甘酒を飲みました。


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冷凍で届いた生こうじあまざけplain


生こうじあまざけ【#01 Plain】shop.amazake-lab.com




▼こんな人におすすめ

  • 甘酒の見た目がちょっと苦手、と思っている人
  • 発酵食品は地味で古くさいなと思っている人
  • 甘酒って正月に飲むあれでしょ?と思っている人
  • 糖質を抑えたいダイエッターや筋トレ好きな人
  • 排出に難あり、腸内環境を整えたい人

では、早速試してみ…の前に、今回甘酒の特徴をチェックしておかねば。


甘酒は2種類ある! 麹甘酒 vs 酒粕甘酒

甘酒は、原材料の違いによって2種類に分けられます。

広辞苑で「甘酒」と調べると、

米の飯と米麹とを混ぜて醸した甘い飲料。古くは、夏の飲み物であった。ひとよざけ。こさけ。醴酒。また、酒粕を溶かし甘味をつけた飲料

と出てきます。


「米の飯と米麹を混ぜて醸した甘い飲料」が「甘酒」で、
酒粕を溶かし甘味をつけた飲料」が「酒粕甘酒」です。


お正月の初詣。お寺や神社で振舞われるのは「酒粕甘酒」です。子どもの時は、ほのかに漂うお酒の香りが苦手でした。今は冷えた体をあっためてくれる振る舞い酒は大歓迎で、積極的にもらいに行っています(笑)。

小さな頃の記憶のままで「甘酒は苦手」と思っていたら、もったいない。「麹甘酒」は全く別の飲み物なのです。アルコール臭は一切なく、とろりとして甘い。冷やして飲めばカルピスのような、温めて飲めばホットミルクのような懐かしい甘さが楽しめます。


麹甘酒の人気は年々上がっていて、スーパーマーケットには麹甘酒商品がいくつも並んでいるし、都内には甘酒の専門店もあるほど。15〜17年の第一次ブームよりは落ち着いたものの、甘酒の人気は定着したといえるでしょう。


今回飲んだAmazake.Labの甘酒は、「麹甘酒」です。




生こうじあまざけPlainの3つの特徴

今回Amazake.Labから届いた生こうじあまざけ Plainの特徴は3つ。



1:発酵を止めていない
2:濃縮タイプでお米の粒がない
3:パウチで場所を取らない


発酵を止めずに冷凍出荷!

麹甘酒は、米麹とごはんと水を55~60度で温め、麹菌の発酵パワーによって作ります。完成しても、引き続き麹菌は活動しているのですが、常温や冷蔵で販売される商品は品質変化を防ぐために加熱殺菌されてから出荷されます。だから、スーパーで購入できる麹甘酒はほぼすべて発酵は止まっているのです。発酵を止めずに届ける唯一の方法は、「冷凍」すること。Amazake.Labの商品が、まさにそれです。


濃縮タイプでお米の粒々がない

甘酒はかなり甘いので、砂糖の代わりに使うこともできます。代用する目安は、砂糖の分量の2〜3倍。大体でしか言えないのは、メーカーによって甘さが異なるから。たとえば、森永製菓の『米麹甘酒』の糖度は15度、『生こうじあまざけ Plain』の糖度は30度です。
(砂糖の糖度は約100度)

甘酒は水分も含まれているので、料理やお菓子作りで砂糖の代用とするならば、濃縮されて水分が少なく、糖度が高い甘酒の方が使いやすいです。

「そもそも砂糖の代用にしなきゃいいじゃん」と思ったあなた。それがですね〜、代用するメリットがあるのですよ。


▼大さじ3杯(約30g)の砂糖を使う場合▼
・上白糖30g/糖質約30g
・甘酒90g/糖質18.72g(←糖度を合わせるために分量を3倍にしています)


上白糖の場合、含まれる栄養素はほぼ糖質のみですが、甘酒にはビタミンB群、オリゴ糖、食物繊維、必須アミノ酸などの栄養素も含まれます。


同じ甘さで糖質が抑えられ、甘酒に含まれる栄養も取れるなんて、メリットだらけじゃありませんか?


パウチパッケージで場所を取らない

Amazake.Labのパッケージはパウチ式。使えばその分小さくなり、空気に触れる面積が小さいのも嬉しい。冷蔵庫のドリンクホルダーに立てておけるし、ちょっと使いたい時もキャップを取ってチュッと出すだけなので、楽ちんでした。


そのまま飲んでも美味しい甘酒ですが、せっかくなのでいろいろアレンジして使ってみました。




レシピNo1. 甘酒ピーナッツバター

甘酒をいつものごはんに取り入れよう、朝ごはん編!
ブレックファーストのトーストに塗るスプレッドに入れました。



<レシピ>
・ピーナッツバターの粉末/大さじ1(無糖ピーナッツバターでもOK)
・生こうじあまざけ Plain/大さじ1

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粉末ピーナッツバターを小皿に乗せて、
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同量の甘酒を加えて、
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混ぜ混ぜすると、
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はい! やさしい甘さのピーナッツバターの完成!



いつもはピーナッツバターの粉末にメープルを合わせますが、今回は甘酒で伸ばしました。ほのかな甘さと、とろっとしたテクスチャーがちょうどいいです。甘酒は天然の和のシロップですね! 無糖のピーナッツバターで代用しても大丈夫です。その場合は塩をちょっと入れてください。

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ピーナッツバタートースト。バナナを挟んでサンドウィッチもいいね。

ちなみに、この粉末ピーナッツバター。脂肪分が90%カットされているので、酸化もしにくいし、乾燥粉末なので常温保存ができてめちゃくちゃおすすめです。
濃厚なピーナッツバターを食べたい時は、アマニ油やMCTオイルを加えるなどして、自分好みにカスタマイズできるところが気に入っています。iHerbで買えます。ダイエッターさんに特におすすめですね。


★粉末ピーナッツバター
iherb.co

※この紹介コード(ARW1758)を使用するとちょっと割引になります。




レシピNo2. 甘酒チョコペースト

もうひとつ、瓶を抱えて食べたいヌテラ風チョコスプレッドもご紹介します。


<レシピ>
・生こうじあまざけ Plain/40g
・ココアパウダー (無糖)/大さじ2
・アーモンドパウダー/大さじ2
・水/大さじ2
・塩/少々

<作り方>
ココアと水を混ぜて、弱火にかける。
甘酒を混ぜてとろりとしたら、火を止めて、アーモンドパウダーを入れる。



このレシピは、寺田本家酒造の寺田聡美さんの本を参考にしました。
参照元『創業340年自然酒蔵元 寺田本家 麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん』






寺田本家さんのお酒もおいしいので、まだ飲んだことのない方はぜひぜひ〜♪




レシピNo3. 甘酒と発酵金柑のノンアルコールカクテル

甘酒をいつものごはんに取り入れよう、晩酌編!
季節のくだもの“金柑”の酵素シロップを作り、甘酒カクテルにしました。

酵素シロップをつくるのは、超カンタン。気をつけるのは分量だけです。
水で洗った金柑1に対して、グラニュー糖0.6の割合で瓶に入れて混ぜ、2週間くらい放置しておけば完成。だんだん砂糖が溶けて、シュワッとした泡が出てきます。一日一回、瓶を揺すって、金柑に砂糖が回るようにしてください。



<レシピ>
・生こうじあまざけ Plain/100ml
・金柑の発酵シロップ/大さじ2
・飾り用のカットした金柑/好きなだけ
・炭酸水(無糖)/150ml
※アルコールの場合は、ラム酒30ml または黒糖焼酎30mlを追加

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白と黄色のかわいいドリンクができました

白と黄色のコントラストが美しいカクテルができました。
粒のない生こうじあまざけ Plainだからこそできた美しいドリンクです!




レシピNo4. 甘酒ピリ辛だれのバンバンジーサラダ

甘酒をいつものヘルシーメニューに取り入れよう、サラダ編!
とりささみにきゅうり、ダイエットさんや筋トレくん鉄板の高タンパク低脂質メニューですが、甘酒ピリ辛だれでご馳走サラダにしました。
中華麺を追加すれば、おいしいバンバンジー麺にもなります。

ちなみにこちらも、寺田本家さんのレシピからです(寺田本家、大好きなんです〜)



<レシピ>
・長ねぎ/1/2本
・しょうが/ひとかけ
・生こうじあまざけ Plain/60g
・ねりごま/大さじ1
・炒りごま/大さじ1
・醤油/大さじ3
・酢/小さじ2
・ラー油/小さじ1



※写真を撮り忘れたので、また作った時に写真を追加します!




実は、甘酒食わず嫌いでした

今でこそ、甘酒のメリットをいくつも語るほどになったけれど、私の甘酒デビューはわりと遅めでした。

なぜなら、甘酒の見た目に惹かれなくて、試したいと思わなかったから。

白くてドロドロしている…、伝統飲料って古臭くてダサいし、垢抜けないな。そんなふうに思っていました。

でも味やメリットを知れば知るほど、こんなに素晴らしい甘味料はない、と思うまでに。最初の一歩がなかなか出ない、というのを知っているからこそ、おしゃれなパッケージで現代版に捉え直した生こうじあまざけPlainを試して欲しいなと思います。




まとめ

甘酒はそのままでおいしい。
ミルクや豆乳割りもおいしい。
お砂糖の代わりにしてもおいしい。
お肉やお魚を漬け込むと柔らかくなっておいしい。
甘酒を選ばない理由がないほどに、甘酒を好きになってしまっている。

伝統になるだけの理由が、甘酒にはあります。

甘酒ワールドにハマる人が増えますように。




商品詳細

名称:生こうじあまざけ【#01 Plain】
原材料名: 米麹、米(国産)
内容量:350g(濃縮タイプ)
価格(税込):1,058円
製造者: Amazake Lab.

生こうじあまざけ【#01 Plain】shop.amazake-lab.com




甘酒は百利あって、一害もなし!