【実食レビュー】コーヒーの王様・最高峰のブルーマウンテンNO.1の豆で、おうちカフェをグレードアップ
老舗の喫茶店やおシャレなカフェから大手コーヒーチェーン店まで、全国各地にコーヒーを淹れてくれるお店があります。今やコーヒーを毎日飲む人は、7割以上もいるそう(※1)。私もそのうちの一人で、本を読んだり友達と話したりするゆったりした時間を過ごしています。お店のコーヒーも好きだけど、豆を選んで自分で挽くおうちコーヒーも好き。
本日の一杯は、コーヒー豆の王様と名高い「ブルーマウンテンNo.1」を自宅にお迎えしました。
今回、記事を書くにあたり、コーヒー好きにもかかわらず、ぼんやりとしか説明できない自分に気がつきました。そこで、まずはコーヒーのおさらいをしてから、ブルーマウンテンNO.1のお話へ進みたいと思います。
ざっくり解説「コーヒーのとらえ方」
私はお店でコーヒーを頼むとき、お手頃なブレンドコーヒーを選びます。ブレンドは名前の通り、いくつかの産地の豆を、お店が独自にミックスして味のバランスを整えたもの。「この豆は苦いなー、この豆は酸っぱいなー、混ぜて良い感じにしよう!」というように。コーヒー豆は産地や種類によって味わいが違うからこそ、ブレンドする楽しみ方が生まれたのですね。
コーヒーの木は、寒いところが苦手。赤道付近の温暖な場所で育ちます。この帯状の栽培に適したエリアをコーヒーベルトと呼んでいます。
<コーヒーの味に影響する要素>
・豆の種類(アラビカ種 or ロブスタ種)
・栽培環境(気温・土壌・降雨量・日照量)
混ぜる飲み方があるということは、混ぜない飲み方もあります。
それが、ストレートコーヒー。豆本来の味を楽しむ飲み方です。
ストレートで飲まれるのは、アラビカ種のほう。ロブスタ種は苦味が強いのでブレンドにすることがほとんどです。産地の名前のついた豆は、アラビカ種であり、ストレートでおいしく飲める豆であり、産地の違いを楽しむ豆!ということですね。
有名なものでいうと、キリマンジャロやモカ、マンデリンやブルーマウンテンなど。
ちなみに、世界三大コーヒーと呼ばれるのは、ブルーマウンテン、キリマンジャロ、ハワイコナだそうです。
ブルーマウンテンについて
さて、本題であるブルーマウンテンのお話に入りましょう。
コーヒーの王様と称されるブルーマウンテンですが、「ブルーマウンテン」という名は、ジャマイカの山の名前でした。
このブルーマウンテン山脈の標高800〜1200mの定められたエリアで獲れたコーヒー豆だけが、ブルーマウンテンと呼べるそうです。くうううう、厳しい〜〜〜。
さらに、豆のサイズ・色・水分量によって、5つに分類されていきます。
- ブルーマウンテンNo.1
- ブルーマウンテンNo.2
- ブルーマウンテンNo.3
- ブルーマウンテンセレクト
「ブルーマウンテンNO.1」は、最も上質とされる豆の分類。これは、ストレートで飲まれます。No.2やNo.3はブレンドになることも。規格外のものはブルーマウンテンセレクトになります。
ピーベリーは、ちょっと特殊です。
コーヒー豆は、コーヒーチェリー(コーヒーの実)の中に2つの種が入っているのですが、受精していないと、まんまるのコーヒー豆が1つだけで入っているそう。それだけ集められたものがピーベリーです。
ブルーマウンテンと呼べるようになるだけでもシビアなのに、5段階の等級まであるとは知りませんでした。
シングルオリジンとは?
最近、「シングルオリジン」という言葉をよく耳にします。豆の味を楽しむコーヒーだから、ストレートと同じこと? と思っていたのですが、意味が違いました。
シングルオリジンとは単一農園の豆、という意味。つまり、「○○さんの作った豆」と明確に言えるということ。たとえば、産直コーナーにある「佐藤さんのトマト」と同じです。それが、はるか遠くの山からはるばる日本に運ばれてくるとは、こだわりが凄いですね…。
シングルオリジンというのは、極めてピンポイントな表現でした。
ブルーマウンテンNO.1を飲もう!
というわけで、今回いただくのは、最上級のクオリティを誇るブルーマウンテンNO.1というわけです!
(ようやく理解できた!)
いざ!
これが厳しい審査を通ってきた選抜メンバーです。
欠損豆などなく、かたちも色も揃っております。
ひきます! 中細挽きを目指します。
湯を入れます! ちゃんと蒸らします!
飲みます! ドキドキ。
ブルーマウンテンNo.1を飲んだ感想
ほぅぅぅぅ。
ブルーマウンテンは苦味、酸味、甘味の調和が取れていて、「黄金のバランス」と呼ばれているそうですが…
そのとおり。ちょうどいいです。
酸味や苦味はほどほどに、ほんのり甘く香る。品のいい佇まいです。
おそらくこれが、別の産地のシングルオリジンなら「おお〜、これは果物みたい!」みたいな感想になると思います。なぜなら、たとえば酸味に特徴があるなど、味が際立っているから。
でもブルーマウンテンは、調和が素晴らしいコーヒー。
つまり一口飲んで、「ぉお〜!びっくり!おったまげ!」とはならないんだな、と飲んで初めて気がつきました。
なんだろう…、
例えるなら、ごはんと味噌汁と焼き鮭が揃った理想的な和朝食のような、優しくて頼りがいがあって仕事もできる結婚したい理想の男性のような、そんな理想のフィールドにいる感じです。
まとめ
私は一生、コーヒーを飲み続けると思いますが、今回ブルーマウンテンNO.1を飲んだことは素晴らしい経験になりました。コーヒーの王様の味を知ったことで、なんとなく頼んでいたブレンドコーヒーも、別の産地のストレートコーヒーも、極まったシングルオリジンも、これからはそれぞれの特徴を楽しみ、味の経験として蓄積しながら飲めると思うからです。
脳内にコーヒーのポジショニングマップができた感覚で、コーヒー人生がよりワクワクしてきました。
良いものを知るというのは、こんなに楽しみが広がるんですね!
なんとなくコーヒーを飲んでいた人も、ブルーマウンテンが大好きな人も、ぜひ試してみてください〜。
商品詳細
商品名:【ブルーマウンテンNo.1】
重さ/金額:100g /2160円、200g /4320g
製造者:Morrow珈琲
(※1)
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d10f47c42a340972ad02fe60dee51ba17aa9d3