【実食レビュー】暑い夏こそ甘いもの!北海道産大豆で作った「白しるこ」は冷やしておいしいNEW和スイーツ
お汁粉といえば、日本のおやつの代表格。
甘くてあたたかい小豆の中から、白いおもちを掘り出す瞬間、「見つけたっ!」と心の中で、小さな喜びの声が上がります。“冬のスイーツ”という印象が強いお汁粉ですが、何やら夏にぴったりの冷たいお汁粉があるらしい。しかも、それは白いとか。
白くて冷たい汁粉‥? 一体、どんなお汁粉なんでしょう?
▼こんな方におすすめ
- 和菓子やお汁粉が好きな方
- 夏に合うスイーツを探している方
- 新しいおやつを食べたい好奇心旺盛な方
白いおしるこの正体は?
和菓子において、白いあんこは珍しくありません。苺大福とか生菓子とか、鮮やかな色のお菓子に登場することが多いような気がします。九州旅行に行った人がお土産でくれる「博多通りもん」も入っているのは白餡。もっちりした食感がおいしいですよね〜。
白餡の材料は、白インゲン豆です。
しかし、今回いただく「白いおしるこ」には、白インゲン豆はまったく使われていません。
材料はなんと、北海道産「大豆」。白い理由は、大豆だったんです。
大豆はとても万能な豆で、いろんな食品に変化します。
大豆を絞ると豆乳ができ、にがりで固めると豆腐になり、搾りかすはおからになります。発酵させると、味噌や醤油などの調味料になったり、納豆になったり。油揚げや湯葉、きなこも大豆が原料です。若いうちに茹でたらビールにぴったりのおつまみ「枝豆」に、発芽させると貧乏学生の救世主「もやし」になります。ここまでいろんなものに化ける食材は、他にないんじゃないかなぁ。
そんな七変化できる大豆でも、あんことして和菓子になる、というのは聞いたことがありませんでした。どんな味なのか、とても気になります。
原材料をチェック
銀のパウチに入った「白しるこ」が届きました。
パッケージはカジュアル&シンプル。一食150g分のお汁粉が入っています。賞味期限は約1年。場所を取らずに、長期保存ができるというのは、非常食で備えておくにもいいですね。(乾パンをひたして食べてもおいしそう…)
主な原材料は大豆のほかに、牛乳とてんさい糖。すべて北海道産です。
我が家は母の故郷が北海道なので、砂糖は昔からてんさい糖。牛乳も北海道産を選ぶことが多く、食べる前から白しるこに親近感を抱き始めています(笑)。
冷やしても温めてもOKだそうですが、最近暑い日が続いているので、今回は冷やし汁粉でいただきます。
3色の冷やし白しるこ
白しるこの特徴は、やっぱりこの「白」という色。ベースの白を生かすべく、3色の白玉を作って、3つの味でアレンジします。
白×ホワイト「白玉と海塩の白しるこ」
まずはシンプルに真っ白にしました。白玉を作って、白しるこの中にポトン。最後に、ちょっぴり海塩を振りかけます。選んだのは、イギリスで作っているMaldonの塩。伝統的な製法で海水を煮詰めて作るこの塩は、三角形のクリスタル状の結晶が美しく、何よりおいしい。ちょっぴり塩をかけると、素材の味が引き立ちます。
いただきます。
粒はなくサラサラです。小豆のお汁粉よりもサラッとしています。
味はクリーミーで、甘さは控えめ。そして、大豆臭さがない!
大豆製品ってどうしても大豆っぽさが残ったままで、どれも主張が強いなぁと思っていたのですが、これはおからや豆腐のような大豆独特のクセがなくておいしいです。豆乳が苦手な人も白しるこは食べられると思います。豆のコクもあるし、ちゃんとお汁粉です〜!
白×グリーン「抹茶の和の白しるこ」
次は、白玉に抹茶を練り込んで、抹茶汁粉にしました。
白玉の配合は、白玉粉20gに、抹茶パウダー小さじ1杯です。
先ほどは、塩で味を引き締めましたが、今回はほろ苦さ。白しること一緒に食べると、最初は優しい甘み、次に抹茶の苦味と移り変わるバランスが良くておいしいです。甘いものが大好きな人は、白玉にも少し甘味をつけてもいいかもしれません。