[ Yamabukiの食と旅と体の探究ブログ ]

ハロー。ここは「食と旅、ときどき病気」について語る30s女の小さな部屋です。素敵な食べもの、国内外の旅記、影響力のあった読書、肝臓まわりの体験記がブログのトピックです。うまい例えを言えたときにテンションが上がります。

【知能UP法】セイゴオ先生の編集力

松岡正剛(まつおかせいごう)という人物を、知っていますか。
「編集工学」という研究をされていて、巷ではかなり有名な方のようです。

わたしは世間へのアンテナが1ミリくらいしか立っていないので、全然、知りませんでした。



今回なぜ、この方を取り上げたのか、というと、最近読んだ本の中で抜群に優れていたからです。
読む前は、さっきまで知らない人だったのに、一足飛びに「超尊敬!」というレベルまで跳ね上がりました!!!



さて、「本として優れている」とは、何でしょうか。

それは、わたしが思うにその本に「行動に至るほどの気づきがあったか」です。



その本を読む前のわたしが、本を読んだことで、そのあとの行動内容が変わった(わたしらしくない行動)場合、それは優れている本だと断言していいと思います。(よかったなー、今度やってみよー、でスルーと終わる本はたくさんあると思います。今回はそれではありません)



では、松岡正剛先生の本は、どんなわたしに変えたのか。

それは「歴史が頭に入ってこないわたし」→「歴史に興味のあるわたし」に変えてくれました。



驚き!!!受験勉強も歴史に取り組めなくてヤマカン張ったくらいなのに!!!



読んだ本は『17歳のための世界と日本の見方 セイゴオ先生の人間文化講義』(春秋社)という本です。
ただ今回は、違うことを書きたいので、これは置いておきます。



でも簡単に少しだけ・・・。

一言でいうと、「時間軸も地域軸も飛び越えた歴史旅行をしているような本」です。

うさんくさいですかね(笑)。

もちろん書いてあることは「歴史」ですから、「教科書」に書いてあったことでもあります。
すでに事実として知っていること、表に出ていることだけです。

すでにある史実に対して、セイゴオ先生は一体何をしたのか。
そこに今回の知能UP法のコツが隠れています。


情報収集、整理、まとめ、置き換え、表現が「編集」の基本

独創的なアイデアは「型」から生まれる。「編集」が、働くぼくらに与える影響 - レビュー : CINRA.NET


そう、セイゴオ先生がしたことは、歴史の情報をまとめて、整理し直したんです。
整理し直しただけ、ともいえます。

ただこの整理の仕方が秀悦でした。まぁ、読んでみてください。



この本を読むと、歴史に興味が出てきただけではなく、わたしも先生のような編集力を手に入れたい!とちょっぴり思うようになります。こんな風に世の中を自分で組み替えて捉えることができたら、あらゆることに興味を持てるし、人からは頭良く見えるんじゃないかな〜と。



そしたらなんと、訓練方法の一つが公開されていました!

ワークショップ形式で行われたこの講座で、まず竹内が出したのが「自分のやりたいことを書く」という課題。

書き終えると、今度は参加者同士でペアを作ることを促した竹内。そして、参加者たちは、ペアの相手に対してそれぞれ自分が書いた「やりたいこと」を説明し合い、2人のやりたいことを集約して3つにまとめることになる。さらに、これを他のペアと4人で行い、3つのやりたいことを抽出、次に8人で行い、さらにまた3つのやりたいことを抽出……と徐々にたくさんの人々が参加して、いつの間にか参加者全員による「3つのやりたいこと」が練り上げられていく。


www.cinra.net



やりたいことという情報を集めて、まとめて、集めて、まとめて、集めて、まとめて、を繰り返す。
そうすると3つの大きな方向性がきっと見えてくる・・・んでしょうね。


傾向を弾きだすことになるのかな。

実際にやってみたくなりました。


もし、このワークショップをやったことのある方がいたら、どんな結果になったのか、ぜひ教えて欲しいです。