【実食レビュー】3分でもちもち太麺。和の素麺技術が生んだ新パスタ『てのべDEパスタ』
「日本人は、もちもちしたものが好きな民族」と言われていますが、
例に漏れず、私もそのうちの一人です。
今回は、日本生まれのもちもち乾麺パスタをレビューします。
▼このような方にオススメです
- 好きな食べ物がパスタの方
- もちもち食感に目がない方
- 小豆島に行ってみたい方
- 簡単・時短を探している方
- パスタのゆで時間が長いと思っている方
もちもち好きが高じて、小麦粉を練るのにひたすらハマっていたとき、
パン、ナン、うどんに続いて、フィットチーネの麺も作ったことがあります。
自分で作れたことに感動しましたが、もっと手軽にモチモチ食べたい…。
「独特のもちもちの食感」と言うフレーズが気になって、
『てのべDEパスタ』を食べてみました!
一本一本の太さがすべて絶妙に違う
パッケージは、イタリア国旗を思い出す赤・白・緑の3色カラー。
『てのべDEパスタ』というポップなネーミングによって、“手延べ”という伝統技術の重厚さがカジュアルに見えます。
タリオリーニ級の太麺が、たった3分でできる
さて、茹でていきましょう。
通常はお湯の中に塩を入れますが、この乾麺には練りこまれているので、塩は不要。
グラグラに沸いたお湯の中に、パスタをシャッと投入するだけ。
麺を入れるとすぐにフニャッとなり、湯に浸かります。
この柔らかくなるスピードは、スパゲティよりとても早いです。
あっという間に3分がたちました。
茹で上がった麺は、乾麺とは思えないもちもち感です。
弾かれるような弾力があって、口に運ぶのが楽しい。
生麺をも超えちゃうんじゃないかっ…てくらいの驚愕のプリップリ感です。
原材料はスパゲッティと同じで、しかもそれより太いのに、
なぜ半分以上の短時間で茹で上がるのか?
不思議に思って調べてみたら、やはり手延べに秘密が隠されているようです。
(別のメーカーさんが答えていますが、手延べ技術についてなので紹介します)
手延べ製法は、その工程で数本の麺の帯をよりをかけながらねじり合わせていきます。そのため、1本の麺の中に空洞がたくさんでき、茹でる時にこの穴に湯が入り込むことで、より早く均等にうまい麺が茹で上がります
※引用元
https://www.excite.co.jp/news/article/Jtownnet_304400/?p=4
もちもち食感とコシの強さがすごい
早速、食べましょう〜!
JAPANのパスタに敬意を評して、できるだけ、和ならではの食材を使いたいと思います。
干し白菜とえのきとゴボウの魚醤ツナマヨパスタ
自家製のマヨがあったので、パスタの味付けに。
このパスタが生まれた小豆島は醤油も名産なので、醤油を足したいけど、
海に囲まれた島だから、魚の醤油(魚醤)にしよう。
ボウルに入れて、たらたらたら。
旨味凝縮のために軽く干しておいた白菜と、ゴボウのささがき。
きのことツナの旨味もたして、フライパンで炒めて、ボウルに加える。
実は、ゴボウは海外では食べない和の食材なんですよ〜。
漢方でちょっとあるくらいかな。
茹で上がったパスタも入れて、ぐるぐるぐる。
完成!
パスタはぷりもち。
干し白菜はシャキシャキ。
ごぼうは…ゴリゴリ。
たくさんの食感を魚醤マヨがまるくおさめる楽しいパスタになりました。
ポルチーニとしめじほうれん草の豆乳クリームパスタ
今回は、イタリアに傾倒。
イタリア旅行で買ってきたドライポルチーニで出汁をとって、
しめじとほうれん草を具材にチョイス。豆乳で少し伸ばしました。
母に何も言わずにごちそうしたら、「麺がちがう」とすぐに気が付きました。
インスタントラーメンのCMを思い出しました。
焼きそば風の塩辛とキャベツのペペロンチーノ
和の食材、和の食材 …よし、イカの塩辛!
アンチョビとキャベツのぺぺチをイメージしながら作ります。
冷たいオリーブオイルにニンニクを入れて、弱火でじっくり。
香りが移ったら、塩辛を入れます。
ここで少し長めに炒めてしまったら、色がつきました。
キャベツを入れ、麺を入れて、できあがり。
仕上げにもみ海苔を振りかけたら…
見た目が、焼きそばにそっくりに!
でも味は、パスタ(笑)。
このもちもちは、メニューを想像するのが楽しいです。
加熱をしても、もちもちが続くなら、ドリアのように上からかけて焼きパスタとか。
クリームシチューにドボンして、スープの中から引っ張り上げたいなとか。
懐かしの喫茶店のナポリタンは茹ですぎて柔らかいスパゲティだけど、これで作ったらめっちゃモチモチで美味しいんじゃないかとか。
試してみたいことが、続々と出てきます…。
パッケージとパスタ、外面と中身のギャップがすごい
『てのべDEパスタ』を初めて見たとき、その名前とカラフルなパッケージが少々childishだと思いました。
マ・マーの早ゆでパスタのような即席感もちょっと重なったりして…。
でも食べてみると、パスタはモッチモチのコシのある太麺。
その中身の本気と、外面のパッケージとの差がすごいです。
ロングパスタは、ところてんのように生地を型に入れて、押し出して作るもの。
2種類の型があり、それによってパスタに違いが出ます。
ツルツルの表面で、コシがあって、安く購入できるテフロンダイスを使った麺と、
ざらざらの表面で、モチモチして、お高いブロンズダイスの麺。
ところが『てのべDEパスタ』は、どちらか一方に当てはまりません。
もちもちだし、コシはあるし、延ばしているから表面は少しざらつきもあって、両製法のいいところを持っているんです。
新しいパスタだな〜と思いました。
まとめ
「コシのあるもちもち麺がたった3分で茹で上がる」というのは、本当でした。
手延べの不思議ですね〜。
このパスタを一言で表すと、「日本生まれの新パスタ」です。
小豆島の手延べ製法だから成り立つ、イタリアの麺とも異なる美味しさの新パスタ。
もちもち好きなら、お試しあれです。