[ Yamabukiの食と旅と体の探究ブログ ]

ハロー。ここは「食と旅、ときどき病気」について語る30s女の小さな部屋です。素敵な食べもの、国内外の旅記、影響力のあった読書、肝臓まわりの体験記がブログのトピックです。うまい例えを言えたときにテンションが上がります。

オーガニックって、ドイツの目線で見ると壮大だった。

2018.09.11 Tue@東大前駅 サンクチュアリ出版社

 

レムケなつこさんのオーガニックセミナー。

評価:★★★★★

HP:http://organicsbio.com/

 

90分間をめちゃくちゃ濃厚に話してくれた。

そのあとの質問にも丁寧に回答してくれた。

この人は、本当に世界を憂いて、変えたいと思っている人。

話す内容からそう思った。

 

<レムケなつこさんのセミナーでよかった3つのこと>

  1. オーガニックとは何か、と説明してくれたこと。
  2. オーガニック先進国ヨーロッパの事実を教えてくれたこと。
  3. 日本のヤバさを実感し、自分で外に出て、世界に行かなければと思えたこと。

 

彼女の考えるオーガニックは、みんなが幸せになる仕組みのこと。

みんなとは、人間だけではなく、

人間に巡り巡ってくる動物、植物、土、地球のすべて。

 

安いものが大量に頻繁に気軽に手に入るということは、

誰かが安い賃金でたくさん毎日長時間かけて作っているということ。

 

作り手の労働時間が長くなっただけでは足りないから、

化学肥料と農薬を使って虫を殺して形の綺麗な売れる野菜を大量に早く作り、

添加物などの化学調味料を使って味と色を整えて、

ない状態をないようにするために大量に作っては捨てて、

ゴミをたくさん海や川に流し、燃やして、大気を汚していく。

その汚れた海や川や大気から、雨が生まれ、野菜に染み込んでいく。

休む暇なく使われた土はやつれていき、

その土で育つ野菜もカスカスに疲弊するから、また薬品を投入する。

その労働環境は劣悪で、不衛生な場で大人は健康を失い病気になり、

その母から生まれた子供は奇形児になり、

生きるためにまたそこで野菜が作られる。

 

人の欲望が、人を殺していく。それは巡って、自分も殺すことになる。

 

 

いやいや、そんな〜、大げさでしょ!

 と思うのだけども、

あなたの経験がそう言わせるだけで、実態は違う。

 

そう気づいてしまった私は、世界が変わって見えるようになり、

給料がたくさんもらえる株式会社に矛盾を感じて、やめてしまった今月。

 

この先はまだわからないけど、

生きることが楽しいと思うために、人が避けて通れない問題だと思った。

その解決の糸口が、オーガニックにあると感じたセミナー。

 

レムケなつこさん、今後も動向をチェックしよ。