[ Yamabukiの食と旅と体の探究ブログ ]

ハロー。ここは「食と旅、ときどき病気」について語る30s女の小さな部屋です。素敵な食べもの、国内外の旅記、影響力のあった読書、肝臓まわりの体験記がブログのトピックです。うまい例えを言えたときにテンションが上がります。

産地や銘柄がすべてじゃない、焙煎前に豆を洗う珈琲店のこだわりがきれいな甘さを引き出した! 高知の焙煎所「庵」のグアテマラ。

数ヶ月前にブルーマウンテンNo.1という超銘柄のコーヒーを飲む機会がありました。その時に、コーヒー豆の種類を調べてから、より一層、コーヒーが気になる存在に。産地別や焙煎別に味わいを比べて、うんちくをムニャムニャとつぶやくのが、ささやかな楽しみです。

今回、飲めるのはグアテマラのアンティグア ジャスミン。Myコーヒー指南書によると「アンティグア地方は生産量が少ない。酸味、コク、香りともに素晴らしい」とあります。これは高まる。さぁ、いざ、グアテマラの世界へ〜!


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こちらが、グアテマラ アンティグア ジャスミン

商品の特徴(1)お店編

このコーヒーを生み出したのは、高知県珈琲店「焙煎香房・古具 庵」。

こちらのお店の特徴は、コーヒー豆を焙煎する前に、すべて水洗いして乾燥させること。豆に付着している細かい汚れが、飲んだ時に感じるえぐみや渋みになるため、下準備に手間をかけているそうです。

たしかに海を超えた遥か彼方の産地から、船や車で輸送されてお店に届くまでにはかなり時間もかかり、現地の土ほこりに加えて、微細な汚れがついていそう。最終地点のお店で豆をきれいにするのは、理にかなっていると感じます。が、これ絶対、めんどうくさい。お店で洗っているというのはあまり聞きませんし、普通はやらない工程なのでしょう。冷めても美味しいコーヒーを提供するための一手間。一杯への惜しみないコーヒー愛を感じました。


商品の特徴(2)豆編

今回のコーヒー豆は、「グアテマラ アンティグア ジャスミン」。
コーヒーの産地として名高い南米の国・グアテマラ
激しい温度差を生む高地性気候と火山場土壌がコーヒー栽培に適しています。

ちなみに、アンティグア地域は、ここです。

名産地ゆえに、商品名にも地名がついています。地図で場所を確認すると、グアテマラは赤道に近い、ここからはとても遠い国。なかなか想像もできない場所ですが、そこで育ったコーヒーを今から飲むのだと思うと、トリップしたかのようなワクワク感があります。


いらっしゃい、アンティグア

焙煎されたコーヒー豆が高知県から届きました。グアテマラの国旗も印字されています。

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ふたたび、アンティグア登場!
今回は、ホットとアイス、2パターンで飲んでみたいと思います。何も入れないホットコーヒーが一番好きなのですが、今は猛暑の厳しい真夏。さすがにアイスコーヒーを飲む頻度が増えてきたので、夏にぴったりなコールドブリューにもしてみます。

味の感想(1) ホットコーヒー

まずは、ホットから。コーヒー豆をミルに入れて、ゴリゴリゴリ…。 f:id:mugmum:20210826114835j:plain 豆を挽くと、閉じ込めていた芳しい香りがひらきます。粉砕のプロセスが面倒だという人はいるけれど、この香りは挽かないと浸れないのです。この香りも、コーヒーの味のうち。逃すなんて、もったいない! 
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粉砕直後のコーヒー
さて、そうしているうちにお湯が沸きました。沸騰したてのお湯は温度が高すぎるので、少しおいてから、ゆっくり注いで、はい、完成。 味は・・・? ん? 甘い。 甘さが引き立ちます。それから、ほろ苦さ。うまい。 おうちコーヒーで、こんなにきれいな甘みを感じたことは、これまでありませんでした。 焙煎前にお店で洗うと、こんなにクリーンな味になるのかぁ、と感動。 同じ産地、同じ銘柄の豆でも、お店が違うと味が違うということは、こういうことなのですね! おいしい、本当においしいです。

味の感想(2) コールドブリュー

それでは、初挑戦のコールドブリュー、いわゆる水出しコーヒーを作ります。 ホットコーヒーと同様に、中挽きで豆を挽きます。
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ミル de ゴリゴリ
コーヒー粉を、出汁パックに入れます。
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こぼさないように、慎重に
ピッチャーに入れて、お水を注ぐだけ♪
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水ピッチャーにパックを入れます
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水を注いだだけで少し色づきます
時間がある時なら、お湯を沸かさないでいいので、かえって楽です。 冷蔵庫で寝かせておいたコーヒーは、8時間に出汁パックを取り出して、完成。 しっかりとコーヒーの色が出ています。
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8時間後の水出しコーヒー
不織布の目が粗くて、少し粉が沈んでいますが、グラスにゆっくり注げば入ってきません。 ホットコーヒーよりは、少し薄く見えるかな。いただきます。
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初コールドブリュー!
おぉ〜、スッキリ。コールドブリューの方が、よりクリアな味わい。苦味はより少なく、甘味が爽やかなコーヒーになりました。水出しはお湯よりもカフェインの抽出量が少なかったり、味全体がマイルドになったり、淹れ方によって味にも変化があります。楽しいですね〜。 グアテマラ アンティグア ジャスミンは、コールドブリューにしてもおいしいと思います。

ていねいに仕込まれた豆で、ていねいなコーヒータイムを

私は日に何杯もコーヒーを飲むので、全てグアテマラ アンティグア ジャスミンを飲んでいたら破産してしまいます(笑)。半分ミルクを入れて、アイス・カフェオレにするのも好きだし、早く飲みたい時は挽くプロセスを端折りたい時も(この時間、好きだって言ったけど笑)。 そういう時は、近場で購入したお買い得の深煎りコーヒーを選んでいます。コーヒーもTPOに合わせて、楽しめばいいじゃない。そう適当に(いい意味で)、ゆるく構えています。今回のグアテマラ アンティグア ジャスミン。お店に寄って味が違う、という初体験は、とても面白かったですね。甘みを感じるコーヒーが好きな人は、おすすめしたい!

商品詳細

商品名:グアテマラ アンティグア ジャスミン 容量:200g 価格:1,540円(税込) 品種:ブルボン、アラビコ(ティピカ)、カツアイ /標高:1500m~1800m /乾燥:天日乾燥 /精製:フルウォッシュド /規格:SHB /賞味期限:冷凍保存の場合、開封後1カ月 /保存方法:できるだけ冷暗所に保存(冷凍庫推奨) /粉の粗さ:中挽き~中細挽きおススメです。 /抽出時の湯温:91℃周辺がおススメ、サッと淹れるとよりスッキリ飲み口に www.cafe-iori.net