【体験レビュー】シャンプーは頭皮を洗うもの。完全天然由来のアミノ酸シャンプー「ランブットシャンプー」を1ヶ月使ってみました
・・・かゆい。
頭がかゆい。
最近、私のおだやかな日々をふいに邪魔してくるやっかいなやつです。
もちろん毎晩おふろに入っているし、頭も洗っているし、服も着替えているし、一般的な清潔レベルは保っているのに、
頭がかゆい。
「うーん、シャンプーが肌に合わないのかなぁ…」と思うに至り、今回、ランブットシャンプーを試してみました。
不快なポイント
- 頭皮がかゆくなる
- 髪の毛がオイリーにベタつく
ランブットシャンプーが気になったのは、インドネシア伝承のノニエキスが入っていると知ったからです。
実は、短期留学でフィリピンに行っていたときに、「グゴ」という植物を使った天然シャンプーを試してみました。洗い上がりも翌日も、すっきりサッパリして良かったのです。フィリピンは熱帯性気候の東南アジアのひとつであり、インドネシアはそのちょうど南に位置します。どちらの国も多様な植物の育つ熱帯雨林があるので植物の成分には共通点がありそうだし、私もアジア人だし、ランブットシャンプーの成分は体に合うんじゃないかな、と思ったことがきっかけでした。
一ヶ月使ってみましたので、使用感を報告します。
私の髪質
私の髪質は、硬くて太い剛毛。初対面の人は、パーマをかけていると思うほどのくせ毛です。湿気は大敵で、雨の日はとっても広がります。高いトリートメントをしても、毛先はすぐに傷む。一本一本のウネリが強くて、髪をツヤっぽく仕上がったことなんて一度もありません。なかなかクセモノの髪質です。
これほどの強敵を前に、ランブットさんはどう闘うのでしょうか…(笑)。
さて、ランブットさんの姿をお伝えしておきましょう。
青緑色の透明なボトル。きれいな色です。
容量は300mlで、ドラッグストアで販売している各社メーカーのシャンプーボトルより、一回り小さめ。
シャンプーの液体も透明でした。
ランブットシャンプーの特徴
そもそもシャンプーは何でできているのでしょう?
水、油、界面活性剤、そして助剤です。容量の大半を水が占めます。
そして油は、3種類。
さらに、水と油を混ぜ合わせるための成分が「界面活性剤」です。
石油系・石けん系・植物系と分類でき、それぞれ洗浄力が違います。界面活性剤の違いがシャンプーの種類になります。
ランブットシャンプーは、アミノ酸系シャンプー。
またアミノ酸系の中でも最高級の成分を2種加えているそうです
(ラウロイロシルクアミノ酸K、ラウロイル加水分解シルクNa)
なぜ、洗浄力が強い界面活性剤を選ばなかったのでしょうか?
それは、落とさなくてもいい皮脂まで落としてしまうから。皮脂が取れすぎることによって、乾燥が進み、未熟な角質細胞まではがれて、頭皮がだんだんと弱ってしまうそうです。
これは手荒れも原理が同じ、かな。
私はキッチンで働いていますが、仕事終わりの手はとてもカサカサ。お皿をたくさん洗剤で洗ったり、野菜をたくさん水で洗ったりしているうちに、手の皮脂がなくなり、乾燥してかゆくなってしまいます。ハンドクリームを塗らないと耐えられないほどに。頭皮も皮膚ですから、同じなんでしょうね。
最後に助剤。
いい香りがしたり、髪の毛の指通りをよくしたり、各シャンプーの独自性を作る成分ですね。
ランブットシャンプーは、化学合成物質を使わずに自然由来の成分を使っています。
・合成香料なし →柑橘系の天然香料のみ
・合成着色料なし →天然の色のみ
・酸化防止剤なし →安全性試験を実施
・合成防腐剤なし →天然由来を使用し、一本ずつ抗菌力試験を実施
・紫外線吸収剤なし →紫外線を通しにくい着色のボトルを採用
・シリコンなし →ノンシリコンシャンプーで代用されるポリクオタニウムもなし
・保湿してくれるセラミド5種配合
・インドネシアの天然成分8種配合
(タマリンドガム、イランイラン花油、ショウガ根油、ユーカリ葉油、チャ葉エキス、ウイキョウ葉エキス、はちみつ、ノニ)
・フルボ酸配合
(キレート効果:有害物質を排出し、ミネラルを吸収しやすくする)(PH緩衝効果:健康な弱酸性の肌PH4.5〜6に調整する)
・その他頭皮や髪に良い成分配合
(オレンジ果実水、米発酵液、ホホバ種子油、オリーブ油、ローズマリー葉エキス、加水分解大豆エキス)
ランブットシャンプーの紹介ページでは、「成分は皮膚から吸収しやすい」ので、合成添加物を選ばないと書いてありました。経皮毒については自分でも調べましたが、皮膚から吸収する説としない説のどちらもがあり、専門知識を持たない私には判断がつきませんでした。
ただ、例えば香料について、製品の品質を変えずに自然由来のものが使えるならばそっちの香りの方が好きですし、防腐剤や酸化防止剤などを使用しなくても安全性が保てるのであれば、入れない方がいいなと思います。
シャンプーの主成分は水だから、高温多湿のお風呂場に置いておけば、すぐに腐るはず。防腐剤が入れないことで腐ったシャンプーを使うことになったら、その方が有害ですし。
だから私の判断基準は、「化学合成の添加物はすべて悪」と決めつけずに、品質や安全性に大きな影響がない場合は化学添加物は入れない方がいいな、です。
シリコンについても、そもそもシリコンは人体に悪くない、という指摘もあったりします。
シリコンは無害です
これも私には判断がつきません。気になる方は自分で調べて判断してください。
使ってみました
ランブットシャンプーの使い方には特徴があります。
それは、「2分ほど放置して泡パックを頭皮に浸透させる」ということ。
成分を頭皮に浸透させるという点が、他のシャンプーと違うところです。
泡立ちはいいです。香りは、ミントをまとったような柑橘系のさっぱりした香り。甘ったるい香りは苦手なので、ユニセックスな香りは嬉しいです。
こんな感じでパックしました。
1ヶ月後の感想
翌日に感じていた頭皮のベタつきは少なくなりました。そういえば、かゆみもだいぶおさまっているような気がします。あと、心なしか髪の毛のボリュームがアップしたような気も。もともと毛量が多いのでなんとも言えませんが…。
毎日使うものだから、ある日突然「よくなった!」と感じることはできないですが、1ヶ月前にメモした不快ポイントを振り返ると、変化が出てきているように思います。
髪の毛のツヤや傷みに関しては、特に変わりませんでした。一度傷んだ髪は治らないので、シャンプーでは難しいことかなと。頭皮を元気にすることが、キレイで健康な髪をつくる一番の近道だと思っているので、頭皮ケアに重点をおいたランブットシャンプーは理にかなっていると思います。
まとめ
1ヶ月使ってみて、かゆみやベタつきは収まりつつあるので、私の頭皮にはあっていたシャンプーなんだと思います。
これまでは、どれを選んだらいいのか決めかねて、ドラッグストアのシャンプーコーナーの前でウロウロしていましたが、今回ランブットシャンプーを使ったことによって、シャンプーの選び方もわかりました。
▼シャンプーを選ぶ基準
- シャンプーは「頭皮を洗うもの」と考える
- 洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプーを
- 香料や着色料は天然由来のものをチョイス
- 合成防腐剤、酸化防止剤が入ってない場合は安全性を確認
いろんなポイントで自分の肌質や髪質に合うシャンプーを選べるようになると楽しいですね。ぜひ、天然成分にこだわったランブットシャンプー、試してみてください。